きみの外見が好きだ

それに、わたしが知る限りのきみの内面が好きだ

MeseMoa.がタカラジェンヌだったら

発端はこれ。



めせもあ。ちゃんが男役として宝塚に入ってたらどんなジェンヌ人生だったかなーと妄想し始めたら全員やらないと気が済まなくなった私の自己満足を読んでくれ。

その前に宝塚沼はわかりにくい言葉も多いので少々説明を。


~用語解説~
【入団時成績】宝塚音楽学校の卒業時試験でつけられる、同期の中の順位。芝居・歌・踊り(+α…)の総合成績。ちなみに男役娘役混合。
【初舞台ロケット】学校を卒業して初めて、同期全員でお客様に披露するラインダンス。
【初舞台生インタビュー】初舞台生(40名程)のうち、成績4番までの生徒がメディアの取材を受ける。
【研◯】劇団に入って◯年目。
【本公演】男役トップが主演している通常の公演。約1ヶ月間で約50回。
【新人公演】本公演と同じ作品を研1〜研7までの新人だけで上演する公演。本公演の1ヶ月間のどこかで1回だけ行われる。
バウホール】キャパ500席程度の小劇場。主に若手の主演公演に使われる。
【ドラマシティ】梅田芸術劇場のシアター・ドラマシティ。キャパ800程度。二番手・三番手が主演するときはこちら。
【会】タカラジェンヌ個人ごとの私設ファンクラブ。私設なのである程度ファンの規模がないと作られない。私設だが劇団も黙認っていうかほぼ公認状態。劇団とどう繋がってるか知らないが、会でチケットの取り次ぎをしてくれる。会があると劇場前で並んで入待ち出待ちができる。
【入り出】入り=楽屋入り、またその入り待ちのこと。出=楽屋から出る、またその出待ちのこと。両方合わせて入り出と呼ぶ。
【お茶会】会が主催するトークショー的イベント。紅茶、お菓子、記念グッズ(ポーチとかコップとか)が出されて料金は5000〜8000円。要は集金パーティ。会からチケットを沢山買った人は推しとツーショが撮れるなど、いろいろ露骨。



さあ、準備はいいですか、長いですよ。

Let's 妄想!




【白服】
入団時成績8番。
花組配属。
早いうちからバウホール公演三番手、全国ツアー影ソロなどで組ファンにはその実力と存在感を示していたが、研6で新人公演初主演するまでは多くの宝塚ファンにとっては特に目立った存在ではなかった。
研6で会ができる。ファン対応は普通だが、入りが早く出が遅い*1ので白服会の会員は忍耐が必要だと噂が立つ。
研8の時に本公演女役とバウホール初主演で一皮むけた感があり、人気急上昇。
稽古場映像や入り出でのファッションが悪い意味で話題になり、面倒なのでいつもデニム+黒Tシャツを着用していたら、一部ファンからデニムの王子様の異名をつけられる。
研13でトップ就任。相手役は前トップの時から残留した研7娘役。
2年後に彼女の卒業を見送り、新たに迎えた研4の相手役を厳しく教育する。
研17で相手役を残して退団。


【フォーゲル】
入団時成績22番。
月組配属。
筋肉のおかげでショーではトップスターリフト要員。
研4で新人公演4番手を務め、その身長で路線に乗るのか?と組ファンが一瞬ザワついたが、その後の新人公演は組長や専科の役を次々と与えられ、芝居巧者として育成される。
研7で宙組へ組替え。同時期に会ができる。入りはテンション低いが、出ではいつも喋りまくるのでギャラリーが大集合。
研9の頃には本公演ダンスリーダーに。芝居ではオジサマ役を得意とし、5割の確率でヒゲをつけている。肉布団を着たことも1度や2度ではない。
研13の時にバウホールでダンスショー公演に主演し、これが最初で最後の主演。
研14で退団。トップと同時ではなく、通常の芝居+ショー公演。退団公演では性別不詳のコロスの長、リベルタンゴ、黒燕尾でトップと絡む、などダンスの見せ場がふんだんに与えられる。


【にーちゃん】
入団時成績4番。
初舞台生インタビューでは4番なのでコメントは少なめだがにこにこして好印象を残す。
花組配属。
研2で本公演の初台詞。若手らしい初々しい演技で存在感を示す。
成績いいけど劇団が推すタイプじゃないから新公主演は無理かな……と組ファンが思っていたが、研7の春に満を持して新人公演初主演。カテコ挨拶が真面目でこれまた好印象を残す。
同時期に会ができる。入り出の対応はいつも笑顔だがあっさりめ。お茶会は型破りで楽しいらしいがレポ禁。
研8で全国ツアーを最後にひっそりと星組へ組替え。栄転か左遷か…まだ番手のつかない学年なのでオタはしばらく不安になる。
しかし研9でバウホール公演主演、研11で3番手羽根を背負って、周囲の扱いも路線らしくなってくる。
研12で二番手になりさあ次は、とオタが意気込むが落下傘トップが挟まる。長い2番手期間にディナーショーと中日劇場主演を経験済。
研16でようやくトップ就任。相手役は研8のベテラン娘役(実力に穴なし)だったのでヅカファン全体やっとだね、と祝福される。
研18でトップコンビ同時退団。


【あおい】
入団時成績3番。初舞台ロケットでは少人数口に選抜されダンサーぶりを見せつける。
月組配属。
研1の本公演で子役を演じたところ泣ける芝居だと評判に。さらに同公演の新人公演では若手ホープの役に抜擢されて男役らしさを見せ、あんなに踊れるだけじゃなく、あの見た目であの低音であんなに歌えるのか!と若手好きのヅカオタの間で話題になる。
先輩たちをすっ飛ばして研3で新人公演初主演。研5でバウホール主演。研7で本公演三番手、全国ツアーでは二番手羽根を背負う*2
研4で会ができる。会服がネックウォーマーだったりバングルだったりいつもおしゃれ。基本的にファンにはSキャラ。でもファンはそういうところが好き*3
新公主演4回、バウ主演2回、ドラマシティ主演2回、二番手にして全国ツアー主演という輝かしい経歴をもって、研11でトップ就任。相手役は星組から組替えしてきた研4のダンサー娘役。
研14で相手役を残して退団。


【ノックソ】
入団時成績25番。
雪組配属。組ファンから美形の雪組を受け継ぐ存在だと期待される。
研5〜7の新人公演では毎回スター役を任せられるも2番手止まりで主演には至らず。
組ファンは彼を路線に乗せなかったことで劇団を批難したが、徐々にメンタルの弱さが明らかになり納得してしまう*4
研7で会ができる。トークのテンポが良く、楽屋裏話をよく喋ってくれるのでお茶会の非会員参加が多い。
研11の時、2期下の下級生が三番手になり、完全に抜かれたかたちになるが、本人はどこ吹く風。
研13〜15の頃、本公演では四番手だが中日劇場博多座で二番手を務め、美味しいところを持っていくため別格として人気が高まる。
対応の良さもあり、入り出は二番手に匹敵する人数を集める。
最初で最後の主演は研15の巴里祭。餞別だろうとファンも勘づく。
翌年研16で退団。トップ同時ではなく、通常の芝居+ショー公演。


【野崎弁当】
入団時成績20番。雪組配属。
若いうちからタキシードが似合う独特の持ち味でコアファンを掴み、研5で会ができる。お茶会企画が小芝居やクイズなど毎回こっていると話題に。
研6で同期とともにバウホール公演ダブル主演。しかし新人公演で主演の機会はなく、路線に乗ることは叶わなかった。
研8で宙組へ組替え。食欲の宙組に驚異的な早さで馴染む。
下級生スターのバウホール主演でもしっかりと脇で支え、バウの二番手といえばこの人と言われる存在に。そのせいか研12まで全国ツアーの参加経験がなく、初参加の時に手際が悪すぎて下級生から爆笑される*5
研13で再度雪組へ組替え。同期トップのお披露目を支え、懐かしの同期コンビ復活に組ファンを涙させるも、あっさりと翌年研14で退団。


【二番煎じ】
入団時成績18番。大きすぎるので初舞台ロケットは上手端っこの立ち位置。
星組配属。星組らしからぬ涼しげな美形に組ファンがおののくも、マイペースさがすぐに露呈してやっぱ星組の子だわ、と安心される。
新人公演ではモブから二番手役まで幅広くこなすも主演には至らず。
研6で会ができる。公演後の出が超早い*6。時々同期の路線娘役をエスコートしながら楽屋出をするというパフォーマンスをしてファンを盛り上げる。
会服はいつもストールの色を変えるだけという清々しいほどの手抜きっぷり。
研10でバウホール公演の銀縁眼鏡執事役で人気上昇。耽美なら任せろ、という男役に。
意外にも宴会余興の神で、下級生からも親しまれる。
研12でトップスターと同時退団。サヨナラショーで任された1場面では可愛い娘役8人を侍らせて最後までらしさを発揮した。


【とみたけ】
入団時成績1番。初舞台生インタビューでは2番の娘役さんのほうがしっかりしている。身長のこともあり、当然ながら初舞台ロケットではセンター。
宙組配属。
研1で少人数場面に入り青田買いの好きなヅカオタに注目されるが、宙組らしくスローペースで育てられる。
研3で新人公演三番手、研5の春に新人公演初主演。他組ファンからまだやってなかったっけ?!と言われる。
研4で会ができる。お茶会や総見などのイベント時はサービス精神旺盛だが普段の入り出はやや塩対応。
研6でバウホール初主演。その後は研8バウ主演、研10でドラマシティ主演&本公演三番手確定、と順調にステップアップ。
研12で組替えして、月組二番手に栄転。組替え当初*7は自由な宙組個人主義月組の違いに戸惑い、伝統ある月組のファンに気を使いまくっていたが、トップさんと急速に仲良くなることで月組ファンにも受け入れられる。
研13の終わり頃に月組トップ就任。相手役は月組生え抜きの研5娘役。見た目は可愛い系ながら、しっかりしたトークの優等生系。とみたんの憑依系の芝居が相手役の丁寧な演技力で支えられ、人気コンビに。
研16でトップコンビ同時退団。


【気まぐれプリンス】
入団時成績37番。本来なら10位以内の力があるのに試験の日に風邪ひいてて声楽で声出てなかったとかそういうやつ。
宙組配属。早くからダンサーとして活躍の場面が与えられる。しかしダルマの女役だったりコロスでバストラインが露だったり、男役として使われることが少ない*8
研5の最終試験では組内1番になる。研6で最初で最後の新人公演主演。
研5で会ができる。丁寧なファン対応、会席へのウインクなど意外と積極的。
研7で1期上の先輩とともにバウホール公演ダブル主演。
妙に年功序列が染みついている宙組ではなかなか役付きがよくならず、他組の路線同期と自分を比べて悩んでいたところ、本公演1本もので通しの女役をもらう。これを機に、研9から女役へ転向。
研10で花組へ組替え。男役時代に培った押し出しの良さで、娘役ダンスナンバーのセンターやトップを誘惑する役、組長演じる皇帝の愛人役、同期男役の主演公演でヒロイン役など美味しい役を総ナメ。男役至上主義の花組において、トップ娘役でもないのに、登場すれば拍手が起こる稀有な存在となる。
研15でトップスターと同時退団。



もっとスカステとかも絡めて書きたかったし、誰と誰が同期で~、誰が○年後輩で~とか設定したら楽しいんでしょうけどそこまで頭が働かなかった、残念。*9*10


THE 自己満

*1:自主稽古をするため

*2:このスピード出世はさすが月組といったところ

*3:一種のプレイです

*4:あれは路線はムリだわ……

*5:ほら宙組って遠慮ないから……

*6:終演後15分とかそんなもん

*7:と言っても1ヶ月程度

*8:要は便利に使われている

*9:とみゲルの宙組在籍期間がかぶってて、大部屋で騒いでるとか考えたら楽しい

*10:白プリが花組の幹部部屋でまったりお茶してたらかわいい